自動翻訳・機械翻訳利用心得
自動翻訳とは?
自動翻訳は、基本的にある言語の文章を、登録されているアルゴリズム・構文を参考に、別の言語の構文体系に当てはめて、文章・単語を別の言語に変換する機械的な作業により実現している。つまり、AI等の人工知能が文脈を読んだ上での翻訳結果ではなく、100%確実な翻訳では無い事を理解の上で、あくまでも参考訳として利用すべきもの。
(参考:自動翻訳の仕組み)
言語の組合せが左右する精度の良し悪し
自動翻訳の精度は、翻訳する言語の組合せによって、大きく翻訳精度が左右される。
◎翻訳精度が比較的良いもの◎
・言語構造が似ていて且つ翻訳のニーズの高い言語間
・英語と欧州主要言語(仏・独・西・伊語等)間。日本語と韓国語間など。
(注:日本語と韓国語は、両方ともウラル・アルタイ語系で言語構造が似ている。)
○少々精度が落ちるもの○
・言語構造はある程度似ていて翻訳ニーズの少ない言語等。
英語とマイナーな欧州言語(ロシア語・ポルトガル語等)間
△かなり精度が落ちるもの△
・英語と言語体系が異なる言語間
英語と日本語・韓国語・中国語等
中国語は一見英語と構造は似ているが、構造が異なる部分もあり、欧州言語間ほどの結果は期待薄。(もっとも、英語と中国語間の翻訳ニーズはあるはずなので、これから開発は進むことが期待される)
▽更に精度が落ちるもの▽
・多言語を対象にした翻訳エンジンでの英語以外の言語と日本語
一般的には、一旦多言語から英語に訳した上で日本語に翻訳する。
この場合、二度翻訳エンジンを通す事になるので、概して精度は低下。
勿論、無いよりは役に立つ場合もあるのだが..。
One Point
→ ある程度英語が読める方であれば、日本語に直接翻訳せずに、英語に訳した結果を利用するのも一つの手。 |
その他の参考サイト
Green and White (翻訳ソフトのページ)
個人向け翻訳ソフトの総合サイト。品質評価が充実。
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