〜WORLDNAVIコラム〜

大連ショッピング事情

ショッピングスポットとしては、マイカル等のデパートが集まる青泥窪橋街周辺、大連の人々も好んで良く行く、大連駅前の勝利広場の地下1F〜地下3Fに広がる商店街・勝利商城等がある。ウォルマート(沃爾瑪/沃尓瑪)カルフール(家楽福)も進出していて、この他にも新しいモールや商店が次々オープンしているので、買い物をする場所には事欠かない。

デパートで買い物をしようとして驚かされるのが、意外と値段が高いことである。
例えば、何気なく店頭で見かけた男性用のポロシャツが一枚250元=3500円程度はする。(1元=約14円 2002/08)他の商品を見ても、更に高いブランド物の商品等も見受けられ、「これなら日本のアウトレットモールに行った方がいいかな」と思う値段の商品が沢山あった。

中国での買い物の際には値切るのが当たり前、と聞いていたから、ここでも多少は値切れるのかもしれない。ただ、聞いた話では、最近では高価な買い物も値切らないで買っていく裕福な人も見受けられるとの事だ。これらの人の間では「値切らないでこんなに高い物を買った」と言う面子の方が優先して、高いものでも値切らずに買って、「この店でこれを値切らないで買ってきた」と自慢するのだと言う。以前「万元戸(1年に1万元収入のある裕福な家の意味)」と言っていたのは、80年代の中国でのスローガンと言った感じで、今の都市部では完全に死語である。逆に、そんなものなの?と笑われてしまいそうである。

一方で、ウォルマートではスイカが1個1元で売られていて、生活に必要な生鮮食料品等はかなり安い事が分かる。実際には、裕福でない人は昔のままで、貧富の二極分化がかなり進んでいるのだろう。


物価の例;
タクシー初乗り8元。バス1元〜2元。
吉野家の牛丼9.95元。勝利商城内のフードコートで料理2皿・ライス・ジュース(1人前)13元。KFCのハンバーガーセット14.5元。
デパートでのポロシャツ一枚250元。チノパン一枚200元。街中の商店でGパン120元。使い捨てカメラ(39枚取り・フラッシュ無し・Kodak)70元。


市内の大連駅南側、青泥窪橋街。 マイカル等の百貨店もこの辺りに集まっている。

青泥窪橋街を歩く人々。

青泥窪橋街の夜景。夜8時頃だがこの時期は多くの人が集まってきている。冬場は寒いので、8時頃には人通りが少なくなるそうだ。

太平洋百貨。有名ブランドショップ等が沢山入っている。

青泥窪橋街でストリートダンスに興じ入る若者。

周りで踊りを見物する人々。

夕暮れの勝利広場。

KFCの店内。マクドナルドよりはケンタッキーの方が店舗も多く、人気がある様だ。

 片足を半分無くした物乞いの人を見る若者。

 道端でゆでとうもろこしを売る売人。


<<消えた没有?>>
昔の中国では、無いものを「この品物ある?」と聞くと「没有(メイヨウ=無いよ)」と返事をされるのが通り相場だった時期があった。今は、デパートに行き、「このサイズのものは無いの?」と聞くと、「没有」と言う代わりに、「これでどう?」と全く違ったものを持って来る事がある。昔に比べると、とにかく何かを売ろう、とする努力は感じ取れるのだが...。

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